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不定期宇宙船 No.23

片桐 哲



 こころみに、この一年間に読んだ雑誌と単行本を書き出してみた。去年の12月から先月までの1年分である。手抜きではありません。(ほんとか?)

 保坂和志『小説の自由』 三田誠広『こころに効く小説の書き方』 ダ・ヴィンチ編集部編『本気で小説を書きたい人のためのガイドブック』 小松左京・谷甲州『日本沈没 第二部』 荒川洋治『ラブシーンの言葉』 保坂和志『「三十までなんか生きるな」と思っていた』 小川洋子『博士の本棚』 『新潮1月号』 山田詠美『熱血ポンちゃん膝栗毛』 笙野頼子『だいにっぽん、ろんちくおげれつ記』 村上龍『特権的情人美食』 藤田紘一郎『「ばっちいもの」健康学』 渡辺淳一『知より情だよ』 渡辺淳一『恋愛は革命』 斎藤由香『窓際OL・会社はいつもてんやわんや』 藤原正彦『この国のけじめ』 清水義範『小説家になる方法』 小野功生・監修『図解雑学・構造主義』 岡本裕一郎『ポストモダンの思想的根拠』 池田晶子『メタフィジカル・パンチ』 池田晶子『14歳からの哲学』 『文藝冬号』 森村誠一『小説道場』 養老孟司・阿川佐和子『男女の怪』 瀬名秀明『おとぎの国の科学』 川上弘美『ほかに踊りを知らない』 『新潮2月号』 『小説新潮11月号』 『小説新潮1月号』 ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』 『文學界2月号』 『文學界3月号』 村上春樹・和田誠『村上ソングス』 円城塔『オブ・ザ・ベースボール』 養老孟司『真っ赤なウソ』 養老孟司・太田光『人生の疑問に答えます』 『文學界1月号』 『小説新潮2月号』 篠山紀信『定本・作家の仕事場』 山田風太郎『わが推理小説零年』 山田風太郎『昭和前期の青春』 『文藝春号』 『文學界4月号』 村上春樹『Sydney!』 新井素子『ちいさなおはなし』 天外伺朗・茂木健一郎『意識は科学で説き明かせるか』 村上春樹『またたび浴びたタマ』 橋本治『橋本治が大辞林を使う』 梅棹忠夫『日本語の将来』 古館伊知郎・斎藤孝『日本語・息・活・粋』 池澤夏樹『叡知の断片』 『新潮3月号』 村上春樹『「これだけは村上さんに言っておこう」』 村上春樹『「ひとつ、村上さんでやってみるか」』 養老孟司『生の科学、死の哲学』 養老孟司『見える日本、見えない日本』 茂木健一郎・養老孟司『スルメを見てイカが分かるか!』 阿刀田高『海外短編のテクニック』 大森望『特盛!SF翻訳講座』 ローレンス・ブロック『ベストセラー作家入門』 『文學界5月号』 早川編集部編『日本SF・幼年期の終わり』 『文學界7月号』 『文藝夏号』 平野啓一郎『ディアローグ』 辺見庸・高橋哲哉『新・私たちはどのような時代に生きているのか』 川上弘美『大好きな本[書評集]』 玄侑宗久『ちょっとイイ人生の作り方』 関川夏央『汽車旅放浪記』 『文學界8月号』 河合隼雄『ケルト巡り』 養老孟司『養老訓』 養老孟司・内田樹『逆立ち日本論』 有栖川有栖『鏡の向こうに落ちてみよう』 『小説新潮7月号』 『小説新潮8月号』 松浦寿輝『クロニクル』 島田雅彦『不惑の手習い』 山本一力『くじら日和』 『ベストエッセイ集・ネクタイと江戸前』 村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』 木下順二『劇的とは』 柳瀬尚紀『ジェイムズ・ジョイスの謎を解く』 廣川州伸『週末作家入門』 エッセイ集『目で見るものと心で見るもの』 エッセイ集『意地悪な人』 筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』 毎日新聞社『ネット君臨』 眉村卓『妻に捧げた1778話』 村上龍『案外、買い物好き』 『文學界9月号』 池田晶子『勝っても負けても』 エンデ対談集『三つの鏡』 『新潮10月号』 『小説新潮9月号』 眉村卓『日がわり一話』 眉村卓『日がわり一話 第2集』 『文藝秋号』 『美術手帖9月号』 絲山秋子『豚キムチにジンクスはあるのか』 石田衣良『目覚めよと彼の呼ぶ声がする』 『文學界10月号』 石田衣良『池袋ウエストゲートパーク4・電子の星』 高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』 山崎ナオコーラ『論理と感性は相反しない』 『文學界11月号』 綿矢りさ『インストール』 覚和歌子『青天白日』 宇江佐真理『ウエザ・リポート』  『SFマガジン1〜12月号』

 なんか気軽なエッセイばかり読んでいるみたい。小説を読む集中力を持続するのが面倒になっているのか。いかんいかん。来年はもっと小説を読もう。


(2008.12.1)

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