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不定期宇宙船 No.26

片桐 哲



 いくつ歳を重ねても、経験していないことは星の数ほどあるわけで、今日はチャリンコのパンク修理というものを初体験。
 買い物用のママチャリは5〜6年使用しているが、初めてパンクした。自転車屋に持っていこうかとも思ったけれど、ネットでパンク修理を検索すると、100均ショップで修理キットを売っているという。
 それならやってみようかということで、105円でキットを買って修理に挑戦してみた。やり方はネット上にいくらでも懇切丁寧な解説ホームページがあるので、いくつか見て参考にする。
 初めてのことなので、1時間半ほどかかったが無事終了。この次は半分の時間でできるだろう。
 このママチャリはホームセンターで特売価格7,480円で買った激安品なので、よけいな金をかけると、安く買った意味がなくなる。105円でパンク修理ができるというのは、実に理に適ったことである。
 安くすますといえば、半月ほど前にプリンターのカラーインクの交換時期がやってきた。ほとんどテキスト印刷にしか使わないプリンターだが、カラーのインクジェットプリンターなので、カラー印刷しなくともカラーインクは消費され、やがて交換指令がでる。
 パソコンプリンターは各メーカーとも、本体は赤字覚悟で安売り合戦をしているわけだが、そのつけはインクの価格に上乗せされることになる。だからインクの値段は高い。
 そこで今回から、カラーインクは他社が販売している詰め替えインクを使うことにした。インクの量でみると、値段は4〜5分の1くらいになる。
 純正のインクではないので、ヘッドが詰まる可能性もあるから、黒インクだけは純正でとおすことにした。テキスト印刷さえできればいいので、カラーのヘッドは壊れてもかまわない。
 インクの詰め替え作業というのも、初体験のできごとである。空のインクタンクに穴を開けてインクを注入し、再セットして無事にカラー印刷できるのを確認するというのは、純正品を交換して印刷するのとは、また別の感慨があるものだ。メーカーを出し抜いたという、へんな満足感(笑)。



(2009.4.1)

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