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とつぜんコラム No.9

雫石 鉄也


 小生が2001年に見た主な映画は次のとおり。主にビデオで見たが映画館で見たのもある。土曜の夜に妻とウイスキーを飲みながらビデオで映画を見るのが小生にとって週末の至福の時間である。映画館へ行ったのは息子の付き添い。
「2001年宇宙の旅」「ライフ・イズ・ビューティフル」「まあだだよ」「グラヂィエーター」「どらえもん翼の勇者たち」「さくや妖怪伝」「五条霊戦記」「名探偵コナン天国へのカウントダウン」「スペースカウボーイ」「ホワイトアウ卜」「U571」「アンドリューNDR114」「インサイグー」「千と千尋の神隠し」「ジュラシックパークV」「あの子をさがして]「宮廷料理人ヴァテール」「オーロラの彼方へ」「13ヂイズ」「黒い家」「アンブレイカブル」「サウン卜・オブ・ミュージック」「セレビイ時をこえた遭遇」「英雄の条件」「Xメン」「ギャラクー・クエスト」「利休」「たんぽぽ」「ダンス・ウィズ・ウルブス」「小説家を見つけたら」「ベラクルス」rハリーポッターと賢者の石」「みんなの家」「赤ひげ」「ミッション・卜ウ・マーズ」「交渉人」

べス卜5は
 五条霊戦記
 グラディエーター
 ギャラクシー・クエス卜
 千と千尋の神隠し
 ハリーポッターと賢者の石

 といったところか。この並べ方は順位ではない。もちろん「2001年宇宙の旅」と「サウンド・オブ・ミュージッタ」は別格。
「五条霊戦記」「京の五条の橋の上大の男の弁慶が大きななぎなた振り回し牛若めがけて斬りかかる」という誰でも知っている話が、才能の有るクリエイターの手にかかると、こんなに面白い映画になる。
「グラディエーター」懐かしやハリウッド製スペクタクル史劇。けれんもてらいもなく真っ正面から歴史ドラマを作っている。合格。
「ギャラクシー・クエスト」SFファンの急所を突いた映画である。この映画を見て喜ぶ人がいたら、その人はかなり高い確率でSFファンであろう。
「千と千尋の神隠し」映像が素晴らしい。テーマ、ストーリー、思想など映画として総合的に考えると官崎駿作品の中ではべストではない。「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」の方が優れた映画だと小生は思う。しかし、映像・美術という面ではこの映画は宮崎作品のべストだとおもう。
「ハリーポッターと賢者の石」この映画も映像が良い。小生の記憶によればファンタジーの映画化で成功例は少ない。それは映像に幅というか奥行きが感じられないから。ところがこの映画映像に厚みを感じることができた。最新のデジタル技術の進歩が良い方向に働いた好例の映画だ。

(2002.3)

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